AURORAのぬいぐるみ、子どもが惹かれた“ふわふわの魅力”
ぬいぐるみはただの「おもちゃ」ではなく、子どもにとっては安心をくれる“相棒”になることがあります。
我が家の当時幼稚園の息子が出会った運命のぬいぐるみは、AURORA(オーロラ)社のゾウさんでした。

その出会いは家族で訪れた「木下大サーカス」。サーカスの物販コーナーで並んでいたゾウのぬいぐるみは、赤いリボン付きで、手触りがとにかくふわふわ。サイズも約20cmと幼児の手にちょうどよく、自然と手に取り、すぐに「これがいい」と抱きしめていました。
それ以来、公園遊びにも連れて行き、空に投げてキャッチする遊びに夢中になるほどのお気に入りに。素材や形状の安心感に加え、ぬいぐるみ自体が“扱いやすい存在”であることも、AURORAの魅力のひとつだと感じています。
抱いて寝る・抱きしめる、我が家の8歳の癒し相棒
時が経ち、息子は現在8歳ですが、ぬいぐるみは大好きです。今のお気に入りは、同じAURORA社の「ライオン」のぬいぐるみ。
家にある中で一番毛並みが良く、ふわふわの手触りが今の“推しポイント”のようです。

特に寝る前には、名前を呼んでぎゅっと抱きしめ、ぬいぐるみと一緒に布団へ。
朝起きると布団の外に転がっていることが多いですが(笑)、寝る前には必ずそばにいる存在です。息子はたまに「ママも抱っこする?」と差し出してくれることもあり、癒しを“共有”してくれるのが微笑ましいです。
最近はぬいぐるみを投げて遊ぶことは少なくなったものの、外食に一緒に連れて行き、テーブルの端にそっと座らせたりもしています。
ぬいぐるみが“自分の世界の一部”になっている姿に、癒やされると同時に「もうすぐ卒業しちゃうのかな」と、親としては少し切なさも感じます。
実は私自身も、子どものころ“ふわふわ”が大好きでした。
ウサギの毛のようなキーホルダーを、無意識にずっと触っていた記憶があります。
そんな私なので今も息子のリスのぬいぐるみを時々借ります。笑
ぬいぐるみって、年齢に関係なく人を癒してくれる存在ですよね。
ぬいぐるみの毛並みがゴワゴワに…洗濯失敗の実録
洗濯表示を見ずに押し洗い→まさかの“毛糸みたい”仕上がりに
昔息子が特にお気に入りだったAURORAのゾウのぬいぐるみ。
木下大サーカスで出会い、首には赤いロゴ入りのリボン。公園にも連れていくほどの大切な存在でした。
けれど、あまりに遊び倒したため、そろそろ洗ってあげようと決心した約2年前。
ざっくりネットで洗い方を簡単に調べました。
洗濯ネットに入れて、エマールでやさしく押し洗い。
その後、すすいで、縦型洗濯機でごく軽く脱水。
干す際はネットから出して、まくら干しネットに乗せ、ハンガーで陰干ししました。
結果は……まさかの「毛糸みたいなボソボソ毛並み」に。
ふわふわだった手触りは失われ、ゴワゴワの別人(別象?)状態。匂いはありませんでしたが、癒し感もどこかへ……。
息子もさすがに少しショックだったようで、しばらくは添い寝していたものの、
新しくやってきたテディベアやライオンにポジションを譲る形となってしまいました。(2つともAURORAぬいぐるみ笑)

ポリエステルなのに失敗…原因は「乾かし方」と「ケア不足」?
AURORAのゾウさんぬいぐるみ。
今回を機にタグの素材表記を調べたところ
「ポリエステルファイバー(polyester fiber)」
「プラスチックペレット(plastic pellets)」ただしこれは訳せなかったのでおそらく「プラスチックビーズ(plastic beads)」と思われます。
この洗濯表記はぬいぐるみによっては、ピクトグラム入りのものも有れば、全く素材について表示無しのモノもあります。


ポリエステルは水に強く、「洗える素材」として知られています。でも実際に洗ってみると…ふわふわだった毛並みがボソボソに。なんだか毛糸のような質感になってしまったんです。
原因は「乾燥中のケア不足」だったのかもしれません。
ぬいぐるみの毛並みは、乾かしている間に繊維が絡まりやすくなります。
また、洗濯後に完全に乾ききるまでに時間がかかると、繊維同士が絡まりやすくなるため、
「乾かし途中にやさしくブラッシングする」というひと手間が、実はとても大事なんですね。
今回は洗ったあとにブラッシングをしなかったため、そのままゴワゴワに固まってしまったようです。
プラスチックビーズ入りのぬいぐるみは洗える?気をつけたいポイント
ぞうさんのお腹などに詰まっているプラスチックビーズ。
実は、ビーズそのものは水に強い素材
濡れても劣化しづらく、「入ってるから洗えない!」というわけではありません。
でも、洗い方を誤ると残念な仕上がりになることも…。
洗うときに注意したいこと
- ビーズの偏り
濡れると一か所にかたまりやすく、乾いたあと形がゆがむことも。 - ビーズ袋の破損
中袋がある場合、摩擦や脱水の衝撃で破けると、中で散乱したり、洗濯機内に漏れる恐れがあります。 - 乾きにくい
ビーズはすぐ乾いても、その周りの中綿や布地が湿ったままだとカビやニオイの原因に。
【実録】2年ぶりに再チャレンジ!ゾウさんぬいぐるみを“ふわふわ復活”させた洗濯法
以前の失敗から2年。ゴワゴワになってしまったゾウさんを、思いきって再び洗ってみました。今回は手順も丁寧に、毛並みケアも念入りに!
手順①:優しく手洗い&すすぎ
洗面所の洗面器にぬるま湯と少量のエマールを溶かし、洗濯ネットには入れずそのままのぞうさんを丁寧に優しく洗います。
すすぎは、中の素材や表面の繊維が壊れない様に優しく押して水切り後、タオルで包んで軽く水気をとってから洗面器ですすぎます。
仕上げのすすぎには柔軟剤をほんの少し入れて、手触りもアップを狙いました。
手順②:タオル+ネットで脱水は10秒だけ!
脱水はタオルで包んでからネットに入れ、洗濯機で10秒だけ。
ビーズの偏りや毛並みの絡みを防ぐため、最小限に。
手順③:ブラッシングしながら、扇風機&陰干し
乾燥中は、扇風機を当てながらスリッカーブラシで毛並みを整えます。
(※今回はダイソーの犬用ブラシを使用。本当は猫用が理想でしたが未入荷でした)


ある程度乾いたら、早く乾かすため外の陰干しへ。完全に乾いたら仕上げにブラッシングを重ねました。
結果は…ふわふわ感、復活!と良い香り!さらに…。

写真ではわかりにくいかもですが、手触りが全然違うのと、中側も張りが出た様な気がします。臭いがなくなり、柔軟剤の良い匂いがほのかに香ります。
ふっくら復活したゾウさんに、子どもがかけたやさしい言葉
子供が夏休みなので一緒に洗濯をしたのですが、
スリッカーブラシをかけながら、「元気になってね」「偉いね」と声をかけてくれました。
乾いたぞうさんを見て、触って「ふわふわになった!」「良い匂い!」と喜んでギュッとしていました。今晩は久しぶりにゾウさんといっしょに寝てくれています。
親子の時間として充実できた、心もふんわりと洗われたような時間になりました。
次回は、“大人とぬいぐるみ”の癒し関係を深掘りします
洗濯後、ふわふわが戻ったぬいぐるみを抱いて眠る息子の姿に、ちょっと感動してしまいました。
たかがぬいぐるみ、されどぬいぐるみ。
小さな頃に感じた“触り心地の癒し”って、やっぱり今も変わらないんだな…としみじみ。
実は最近、ぬいぐるみの癒し効果は子どもだけでなく、大人の間でも注目されているんです。
SNSでは「ぬい活」や「ぬい撮り」などの言葉も広がり、推しぬいと一緒に旅をしたり、職場のデスクに小さなぬいを置く人も増えています。
疲れているとき、誰かを抱きしめたくなることってありますよね。
ぬいぐるみは、見た目の可愛さだけでなく、柔らかさ・軽さ・受け止めてくれる存在感が、心の隙間にそっと寄り添ってくれる気がします。
「ラビットファーのキーホルダー」「昭和〜令和の“ふわふわ素材”の変遷」など、
昔から私たちが大切にしてきた“癒し”の感覚についても、少し掘り下げてご紹介していく予定です。
大人になっても、ふわふわに癒される理由。
きっと、あなたにも思い当たる“感覚の記憶”があるかもしれません。
おまけ:おすすめAURORA
大きめテディベアです。もちろんふわふわでお気に入り。